通勤車両シートの改良の方向性
- agtinstitute21
- 2月14日
- 読了時間: 2分
更新日:2月14日

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は、
通勤車両シートの改良の方向性
です。
通勤電車のロングシートに座っていると
、体が疲れやすいと感じたことはありま
せんか?
大都市圏の通勤車両では、
立席スペースを最大化するため、
シートの奥行きが短く、背もたれも
垂直に近い作りが多くみられます。

しかし、車内では電車が前後左右に
揺れるため、シートが体をしっかりと
支えないと、乗客は無意識に筋肉を使い
続けることになり、疲れがたまりやすく
なってしまいます。
これを改善するため、ゆりかもめ 7300系では2014年に初めて
「G-Fit」と呼ばれるバケット形状の
シートが導入されました。
このシートは、従来のロングシートとは
異なり、肩までとどく背もたれで体を
ささえ、より快適に座れる構造が評価さ
れて、グッドデザイン賞を受賞していま
す。

大勢の人が乗り込む通勤電車では、
シートの背もたれを高くすると 窓が小さくなり、車内が閉塞的に
感じられるため、普及には時間が
かかっているのが現状です。
今や、座っている人も、
つり革を持って立っている人も、
スマホを見続けている人がほとんどです
ので、快適な座り心地を優先し、
多少窓が小さくなっても
利用者の負担を減らすシートが
求められているのではないでしょうか。
次回のAGTブログもお楽しみに!
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