豪雨に強いAGT
- agtinstitute21
- 1月24日
- 読了時間: 2分
更新日:5 日前

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回とり上げる話題は、
豪雨に強いAGT
です。
2021年7月10日、熱海で盛土が流出
して多数の死傷者が出るという豪雨災害
が発生しました。
そして、同年8月14日、広島で
豪雨によるJR可部線や市電の運休が
発生し、ほとんどのバスも止まって
しまいました。
しかし、そのような厳しい状況でも、
AGTのアストラムラインは時刻表通りの
運行を続けました。

この出来事は、2014年の豪雨で77名の
尊い命を失い、交通インフラもズタズタ
に寸断された経験をもつ広島市民に、
アストラムラインの豪雨に対する強靭性
を強く印象付けました。
都市部では、豪雨時にアンダーパスが
冠水し、バスが運行できなくなることが
よくあります。
これに対しAGTは、高架を走行するため
、豪雨による影響を最小限に抑える
ことができます。そのため、AGTは
「豪雨に強いシステム」として注目され
ています。
実際、荒川流域を通る日暮里・舎人
ライナーは、コンコース階とプラット
ホームが駅周辺の住民の一時避難場所
となっています。
海外でも洪水被害が頻発するバンコク
などの都市でAGTが採用されるケースが
増えています。
これらの都市では、AGTの強靭性が
都市の持続可能な発展に貢献していると
評価されています。
AGTは、ただの交通手段ではなく、
豪雨や洪水といった自然災害に対する
強靭なインフラとして、これからの都市
交通を考えるうえで重要な存在となって
います。
次回のAGTブログもお楽しみに!
Comments