プラットホームとの段差が小さいAGT
- agtinstitute21
- 19 時間前
- 読了時間: 2分

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
プラットホームとの段差が小さいAGT
です。
皆さんは、駅で車椅子利用者が乗り降り
する際に、駅員が渡り板を用意している
光景を目にしたことがあるのではないで
しょうか。特に混雑した朝夕の時間帯で
は、少し時間がかかるこの作業を見て
「もっとスムーズにできたらいいのに」
と思った方もいらっしゃるかもしれませ
ん。
鉄道では、プラットホームと車両の段差
を20ミリ以下に保つことが、車椅子利用
者が自力で乗り降りするための目安とさ
れています。 現在の通勤車両は、乗客数によって
床の高さが上がったり沈んだりするのを
空気バネの圧力を変化させて一定に保つ
機構が設置されています。
しかし、鉄道車両では、レールや車輪の
摩耗によって、4年毎の検査の間に 数十ミリの高さの変化が生じますので、
床高さの調節機構だけでは常に20ミリ 以下に保つことが難しくなっています。
それに対しAGTでは、タイヤのローテ ーションまたは交換作業を毎年行うので
段差は1年ごとにリセットされます。
これによりAGTは、段差の変動をわずか 10~13ミリ程度に抑えることが可能な のです。
AGTの一種で空港のターミナル間移動に
用いられるAPMは、キャリーバッグを
持った旅行客の利用を前提としています
ので、米国では段差を半インチ
(12.7ミリ)以下にするように制御され
ています。
そのため、写真を見ていただくとお分か
りいただけるように、APMのプラット
ホームとの段差はほぼフラットで、
車椅子利用者やキャリーバッグを引いた
旅行者でもスムーズに乗り降りが可能
ですので、車椅子利用者が乗降する場合
の駅務員のアシストは省略されています
。

同じ全自動無人運転のAGTもAPMと同じ
床高さの制御機構となっていますので、
段差を常に20ミリ以下に保つことは可
能です。
段差の縮小によって、車椅子利用者や
ベビーカー利用者、高齢者など、誰もが
安心して公共交通機関を利用できる環境
が広がります。
「移動の自由」が誰にとっても当たり前
の社会を目指す中で、AGTの技術はその
未来を支える重要な存在です。
次回のAGTブログもお楽しみに!
Comments