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ガイドウェイバスの将来

  • agtinstitute21
  • 2月28日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月7日


ゆとりーとラインのガイドウェイバス

AGT研究所の増川です。

AGTブログへ、ようこそ。


今回とり上げる話題は、

ガイドウェイバスの将来

です。



渋滞知らず、定時運行、安全性の

高さ・・・。ガイドウェイバスは、

効率的な移動を支える未来型公共交通の

モデルの一つです。

名古屋のゆとりーとラインでは、

20年以上前からその可能性を示して

きました。しかし、2026年に迫る

車両更新のタイミングで、

課題も浮き彫りになりつつあります。

高コストな車両、技術進化への対応、

そして将来的な存続に向けた新たな

取り組み…。今回は、ガイドウェイバス

の現在と未来を考えてみます。



ガイドウェイバスは、名古屋市内では

高架の専用レーンを走り、郊外では

通常の道路を走行できる

「デュアルモードシステム」を採用して

います。この仕組みにより、

都市部と郊外をスムーズに結ぶ運行が

可能になっています。高架専用軌道区間

では、一般道走行時に引っ込めていた

補助輪を展開し、両側の案内レールに

沿って走行します。

高架専用軌道区間では、信号で止まる

こともなく、渋滞と縁のない定時走行が

行え、ピーク時は3分間隔で運転されて

います。


写真:photoAC/りっくん


車体コストが一般的な路線バスの約3倍

にもなるガイドウェイバス。

サイドガイド方式を維持するのか、

それとも自動運転バスへ移行するのか

――将来に向けた選択が迫られています

。果たしてこれらの課題をどう乗り越え

ていくのでしょうか?

高架軌道で自動運転システムに不具合が

発生した場合、バスを安全に停止させる

ためには、機械的なプロテクションが

必要となるはずで、ガイドレールの

撤去は難しいように思います。


ドイツのエッセンやオーストラリアの

アデレードでは、ガイドウェイバスが

ゆとりーとラインより長い歴史を持ち、

車両更新や運行システムの改良が進め

られています。これらの事例を参考に、

名古屋でもコスト削減や技術面の課題に

取り組む手がかりが見つかるかもしれま

せん。


ガイドウェイバスは、効率的な

公共交通機関として大きな可能性を

秘めています。課題は多いですが、

過去の成功例や他国の取り組みを

参考にすることで、新たな展開が

期待できるでしょう。


次回のAGTブログもお楽しみ

に!

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