AGT車両の共通化
- agtinstitute21
- 2024年4月26日
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更新日:2024年4月26日

AGT研究所の増川です。
AGTブログへ、ようこそ。
今回取り上げる話題は
AGT車両の共通化
です。
1983年に新交通システムの標準が 制定されましたが、それ以前の ポートライナーとユーカリが丘線は、 分岐構造が標準のシステムと異なって いるので標準車両が導入しにくくなって います。
標準制定後にできた車両は共通化 ができたはずですが、実際は そうなっていません。
共通化はメーカー、事業者双方にとって
メリットが大きく、利用者にもよい 影響は及びます。
ゆりかもめと日暮里・舎人ライナーは、 ツードア同士でほぼ似た仕様になって いますが、車両数が6両と5両と異なり、 共有化しようとするとプラットホームや 信号の改修が必要になります。
ニュートラムと六甲ライナーは ワンドア4両編成、全自動、交流き電 なので共通化が可能です。


現在、第2世代車両への入れ替えが 進んでいますが、約20年後には 第3世代の車両への置き入れ替えが 始まります。 そろそろAGT車両の共通化についても 検討する時期にきているように思います。
車両を共通化してもラッピングによって 外観の独自性を表現することは十分可能 です。
共通化の推進は、日本のAGTシステムの 国際競争力の向上にもつながります。
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